兼業Pのカタコト語録

デレマスの、エンタメのことや想いやもやもやを文字にする場所。

バイクの妥協のお話

 とあるバイク乗りはいいました。

「自分の乗りたいバイクに乗れ。」

と。

 

 

 今日は、バイクの要素に関するちょっとお話。

 

 バイク初心者などが、知恵袋や同じライダーに対して質問をすることがある。

 

・250ccではどのバイクがいいか。

・車幅は大きくないか。

・初心者の自分に扱いきれるかわからない。

 

といったような具合だ。

 

多くの場合、これらの質問は最初に書いたような文言で締められる。

が、果たしてそれは本当なのだろうか。

 

 

 個人的に、バイクを決める際に関わる大きなポイントを挙げるならば次のようになる。

  1.車両価格

  2.車重

  3.ライディングポジション※2

  4.エンジン出力

  5.維持費

 

初心者が「乗りたいバイクに乗れ」という言葉を鵜呑みにした場合、これらの項目の多くは”我慢するポイント”になるかもしれない。

 

これらを我慢ではなく妥協したらどうか?というのが私の意見だ。

 

 例えば。

『見た目がカッコイイ、有名な人が乗っているからとそこそこの排気量のスーパースポーツを選ぶとする。しかし、ライディングポジションがきつく、更に車重もあり取り回しも容易ではないため、乗る回数が減り、しばらくしたら手放してしまった。』

 

『外車が憧れで購入した。しかし、いざ乗ってみると故障なども多く、維持費も馬鹿にならない。その上、車両価格がもともと高いため、ローンもかなりの回数がある。』

 

などなど。

 

上のパターンは、ライディングポジションと車重を妥協しなかったために。

下の例は、車両価格と維持費で無理をしすぎた結果とも言える。

 

つまり、それらを妥協してまた別の車種にしておけば生まれなかったかもしれないトラブルである。

(もちろん、上の例は”知らなかった”という可能性もあるが。)

 

ただ、バイクは趣味性の高い乗り物であるので、どうせ乗るなら好きなものや乗りたいもののほうがいいという意見はよく分かる。

 

しかしながら、乗らなくなってしまっては意味がないのではないだろうか。

 

 

 昨今、初心者向けの250クラスのバイクなどは選択肢が増え、割と自分の望みに叶うバイクを選べるようになってきたように思える。

 

ただ、そうではない場合もある。

 

 自分の望みのバイクを探すと、それは見つかるのだ。

大概、見て見ぬふりの出来ない要素のおまけ付きではあるが。

 

その不安要素を抱えながら走るのか、妥協して自分の望みとは少し違ったバイクで安定を得るのか。

それは各々に委ねられてはいるが、私なら後者を選ぶ。

 

なぜかと言われれば、バイクを大事な相棒として見ているのではなく、旅のためのツールとして見ている側面があるからかもしれない。

(もちろん、バイクは好きだし愛着もあるが。そこまでではないのだろう。)

 

冷めていると言われるかもしれないが、そういうライダーがいてもよかろう?

 

もし、車種に迷った時などは、別の選択肢に目を向けるのもいいのかもしれない。

 

 

 

※追伸

NC750などのバイクのレビューを見てみると、旅の道具としてのバイクとしての評価を挙げている人も多い。所有感やオンリーワンな感じはないが、道具としては優秀だと、総評価する人が一定数いるのである。

 

※2ライディングポジション

いわゆる乗車姿勢というやつである。見た目早そうなバイクなどはこれ前傾気味となり、長時間のツーリングなどが辛くなったりする。腰が痛くなるんだよなぁ。