何回か前の記事で、次のバイクの購入候補が400Xだと書きました。
この400X、公式では「クロスオーバータイプ」と書かれていますが、要はアドベンチャーとかアルプスローダーと同じようなタイプなわけです。
今回はそんなアドベンチャータイプのバイクについてのお話。
アドベンチャータイプとは、長距離のツーリングに耐えうる耐久性や走破性を持ったモデルのことを指す印象です。概ねそれで間違いはないと思います。
基本的にはツアラー的設計で、高速道路などの走行が楽。そのうえ、砂利道やちょっとした林道くらいならホイホイ進んでいける。ちょっと倒したところで無問題。
そんなイメージです。
で、私は以前はそんなタイプのバイクに乗りたいとは思いつつ手をだしてはいませんでした。理由はいくつかありまして、
1.高い。この手のモデルは総じて車両価格が高い。
2.高い。この手のモデルは総じて車高が高い。
3.重い。この手のモデルは総じて車重が重い。
4.比較的若い私が乗ると似合わないのではないかという不安。
1.に関して
様々な状況での走破性を高めるため、通常のバイクと比べて多くの装備がつけられていることが多いアドベンチャータイプ。
ABS,TRC,モードチェンジ、パニア、エンジンガード、等々。
まずはそういった先進の機能のおかげで値段が上がることが考えられるわけです。
RC8のように早く走るためのバイクとは違いますから、こういったものが必要になるのも納得できます。
また、アドベンチャータイプを発売しているメーカーの多くは海外メーカーです。
国内メーカーも出してはいますが、種類は海外のそれに及びません。
そういった外国産バイクの多くは国産バイクより高いことが多く、まずそこが壁となります。
2.に関して
オフ車と同じく、悪路の走破性を高めるために車高が高く設定されていることが多いです。
では、これがなぜ購入を見送った理由になるかというと、私の体にあります。
はい、短足なんです。そもそも身長もそこまで大きくないですしね。
ただでさえ重く、重心も高い上に、足がつきにくい(つかない)となれば、余計にコントロールに不安が増します。
走り出せば問題がないと言うかもしれませんが、ここはアリゾナの砂漠ではないので停車時間も当然多いわけです。
3.に関して
1で書いたような装備に加え、車体がそもそも大きいのもありまして。
2気筒のバイクでも平気で230キロ超えしてくるのがこの手のモデルの特徴です。
KTMの1290Super Adventureなどは乾燥重量が217キロと軽めですが、
燃料が23リットル入るのでこの時点ですでに230キロオーバーに・・・
また、重心が高い車種が多いので、いざという時に余計に起こしにくいという心配もあります。
なにより、重いとバイクに乗らなくなりますしね!
4.に関して
悪い言い方にはなりますがお許し下さい。
(ボルガ博士!お許し下さい!)
アドベンチャータイプって、基本的にいい年した(以上の)おじさま方が乗っているイメージってありません?
価格とか維持費も関係しているのか、20代とかの若い人が乗っているのを見たことがないんですよ。
値段が高めのSSなんかはまだチラホラ見るんですが。若くして(排気量が多めの)アドベンチャータイプに乗っているという方を見たことがありません。
ここまで文句書いておいてアドベンチャータイプの400Xがいいのかよ
いいんです。
実際、あのバイクは所有感や攻める楽しみなどを無視すれば、上の欠点の多くに該当しないと考えているからです。旅のツールとして優秀に見える、とあの記事でも書きましたしね。
興味があるタイプではあるので、近いうちに乗れればいいなぁと。
そんなことを思ったのでした。