ITの感想と民度、のお話

 　どうもこんにちは。今日は久しぶりに映画のお話。

『IT　”それ”が見えたら終わり。』を鑑賞してきたので、それに関するお話を少々。

　それに加えて、それなりの愚痴を少々。

ネタバレあり＆あまり気持ちのいいお話ではないと思うけれど、お付き合いいただければ幸いなので。

『IT　”それ”が見えたら、終わり。』について。

　というわけで、まずは映画『IT』*1について。

　 この映画は1990年*2に公開されたITのリメイク版。*3

イット (字幕版)

公式サイトと予告（特報映像）は以下のような感じ。

wwws.warnerbros.co.jp

『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』特報映像

原作はスティーブン・キング大先生。他に映像化された作品だと、ミスト辺りが有名か。

ミスト (字幕版)

ちなみに、”IT”というのは、鬼ごっこの鬼のことを指すらしい。

 　排水溝からピエロがこちらを見ているっていう構図があまりにも有名で、

どんな映画か知らずともこの絵面は見たことがある人も多いんじゃないだろうか。

（いやまぁ、これで映画の内容は簡単に予想できるだろうけど）

ほらそこ、コラ画像で見たとか言わない。

感想

 この映画、宣伝や過去作の有名さからものすごい怖い映画かと思ってたんですが。

見たらどうもそこまで怖くないなぁと。

「本編中ほとんど耳と目を半開きにしてたお前が何を言うんだ」って感じだけど、

実際そうなんだもの。

　この映画の怖さっていうのは、なんというか気持ち悪さとかに通じてる物があって。

直接的な怖さっていうのは少なかったかなぁと。

相手がピエロだから、どこか滑稽に見えた*4のもそうだし、楽しんで人を殺している感があるからどこか隙があるというか。

和製ホラーにあるような、問答無用で殺す、理由なんてないけど逆恨みで殺す。

みたいなのが無かった気がするんだよね。

　その上、海外ホラーにありがちな音量でビビらせるタイプだから、っていうのもあったかもしれないなぁ。*5

 で、怖いだの怖くないだの言ったんだけど。

この映画、どうも大事なのはそこじゃないっぽいなぁと見ている途中から思ってくる。

というのもこれ、ホラー要素ありのスタンドバイミーっていうか。

青春ストーリーなんだよね。

友達と問題に立ち向かい。喧嘩もしたけど、自分の弱点も克服して一つの目標を達成する。*6

その中には思春期にありがちな恋愛みたいな要素もあるし、葛藤みたいなものもある。

ただ、主人公たちをつなぐ要素がホラーなんだよね。というお話。

なので、ホラーとしてはともかく。*7

映画としてみればかなり面白い部類に入るんじゃないかと思いますこれ。

わかりやすいストーリーに展開、そして強大な邪悪。

と考えることも出来なくはない映画なんじゃないかなぁと。

実際、Twitterなんかでも「怖い！」「怖くない！」と評価が二分しているので、

怖くないものと思って見に行くといいかもしれません。サスペンスとして見たら面白いかも。

ここからは愚痴

 さて、このIT。Twitterやらなんやらで大々的に宣伝したのが功を奏したのか、

いろんな層のお客さんが映画を見に来ているらしい。

映画館によく行く人ならなんとなく察していただけるだろうが、

この「いろんな層のお客さん」が見に来るというのは、良い点も悪い点も持っているわけで。

　昨今の映画業界ってのは不振らしく、

海外の大作映画が*8日本の恋愛映画に興行収入で負けたりすることもあるらしい。

そんななか、普段は洋画なんか見ない若い人が映画館に足を運んでくれる。これほど嬉しいことはない。ないのだけれど・・・

いかんせん、マナーが悪い。

Twitterなどで見ると、どうも同じような状況に遭遇した人たちが多いらしい。

ITに限らず、若い人が来る映画ではそういう傾向にあるようだけど。

今回はより顕著だったみたいで。

マナー、どうにかならないかなぁと。

そんなことを思った月曜日でした。

 ※追伸

これが原作。映画タイトルも　IT　だけでよかったなぁ。

IT〈1〉 (文春文庫)

※高画質であのトラウマシーンを見よう。

イット [Blu-ray]

*1:邦題は上の長いやつなんだけど、いちいち書くのはめんどくさいしセンスもないし以下割愛

*2:日本では1991年

*3:作内設定を見るに、どうも続編くささもあるんだけどどうなんでしょ。27年後だし。

*4:というかそういう設定なんだろうけど

*5:この映画を見る数日前、女優霊を見てたのでむしろ気がついたらいる系のが怖い

*6:したとは言ってない

*7:怖いか怖くないかの評価になって面白くないので

*8:大して中身もない似たような