兼業Pのカタコト語録

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『キングスマン ゴールデンサークル』を見てきたよ!、のお話

         Manners maketh man . Do you know what that means?

                                                                                        Galahad(Hurry Heart)  

                                                 『Kingsman : The Secret Service』(2014)

 

 どうも、青葉飛鳥です。

今回は、1月5日に公開したばかりの映画。

キングスマン ゴールデンサークル』について、あれこれ書いていこうかなと。

 

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

 なるべくネタバレは避けつつ書ければいいなぁなんて思っているので、

よろしければ最後までお付き合いくださいませ。

 

 

 

待ちに待った続編

 今作『キングスマン ゴールデンサークル』(以下:GC or 今作)は、

前作であるキングスマン(以下:前作)からおおよそ4年越しの続編となりました。

キングスマン(字幕版)

*1

 

 とはいえ、公開直後から「続編をやりたい」と監督がコメントしていたり、

クランクインの情報なんかは小出しにされていたので。

言ってみれば、長い長い焦らしプレイが続いていたような状態でした。

 

 話は変わって。

私は、映画館に行くときは事前期待値0%で映画を見ることにしています。

先入観や思い込みなんかで、自分の評価を付けたくないからです。

 

ですが、例外もあります。

そしてこの”例外”は、期待値マックスだった私の予想を遥かに超える出来だったのです。

 

予想の斜め上を猛スピードでかっ飛んでいくストーリー展開

 今作は、監督の「前作とは同じことをしたくはない。」という意向から、

かなりぶっとんだストーリー展開が行われています。

 

何を言ってもネタバレになるのでコメントが難しいですが、個人的な意見を述べるなら

「同じことやりたくないって言うけどあんたそこまでやるのか。

というかよくそのカードを切ったな。」

といった感じ。

 

前作もハラハラドキドキの展開の中で、スパイ映画の定石を崩す試みは行われていました。

ただ今回は。スパイ映画としてというより、

映画としての定石を次々とぶっ壊していくような。

そんな予測不能な展開の連続で、最後まで飽きずに見ることが出来ました。

 

かと言って、ぽっと出のトンデモ展開ではなく。

細かく散りばめられたピースをうまーく拾い上げているので、驚きはあっても疲れることはゼロ。安心して見られるわけです。

 

 

魅力的な登場人物たち

 今回は、前作に引き続いて登場するキングスマン(Kingsman)の面々の他に。

”アメリカの従兄弟”といわれる組織、ステイツマン(STATESMAN)が登場します。

 

 このステイツマンの面々。これがまた濃い

テンガロンを被り、デニムジャケットを着用し、ブーツを履き、リボルバーやレバーアクション式のショットガンを使う。おまけに投げ縄まで使うときた。

 

もうね、コッテコテのアメリカ人なんですよ。アメリカ人以外が想像する、創作物にでてくるようなアメリカ人。それが彼ら、ステイツマンなんです。

 

 

 そして新たなる敵として登場する、ジュリアン・ムーア演じる”ポピー”

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(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

 

このおばさんが、またなんというか。”いそう”なんですよ。

 

前作の敵のヴァレンタインもそうなんですが、

このシリーズの敵って割と筋の通ったことを主張してくるんですよ。

 

監督も、「このポピーの要求は世界中で議論されるべきだと思う。」と述べているように、かなーりいらやしい線を攻めてきます。*2

 

 とはいえ、中身はただのサイコパスな上、どっかの金持ちみたいに血が苦手とかいう設定もないので。

我々から見ると結構狂気を孕んだ人間に見えるんじゃないかなと。

 

そしてもちろん、前作からの続投組も獅子奮迅の活躍を見せます。魅せます。

やっぱりキングスマンは彼らがいないとね。

 

相変わらずのぶっとんだアクション

 さて、キングスマンといえば前作の教会での長回しのアクションシーンや。

序盤の酒場での乱闘シーンが一部のおっさんおばさん達*3の話題になりました。

 

 今作では、そんな前作の興奮を上回るアクションシーンが多々出てきます。

なんせ、本編144分ですからね。最後までチョコたっぷり。

 

 特筆すべきなのが、投げ縄を使ったアクションシーンの凄さ。

銃撃戦や格闘戦だと、どうしても線が直線的になるというか。*4

 

そこに投げ縄

 

そもそも長さが可変式だったりギミックが仕込まれてたりでもう最高にかっこいいんですわ。

これにより上の2つよりも、更に三次元的な動きが加わって戦闘がダイナミックになるわけです。

 

 また、今作はカーチェイスやロープウェーなどの対人以外のアクションシーンも魅力の一つ。

映画館じゃなければ、「うわうわうわ。」と声が出ていたんじゃないかと思うレベル。

 

 是非大画面で、映画館で見ていただきたい。

 

 

エグさマシマシ

 ここ、前作を観た人の中でも結構賛否両論が強い点だったりします。

私のとある知り合いの方は、

「人がバンバン気持ちよく死にすぎて無理。だから苦手だわこの映画」と言っていたんですがその気持もわかります。

 

 今作は、前作に引き続きR-15となっているわけなんですが。

正直、エグさグロさに関しては前作以上です。

 

というか、グロいのに慣れている私ですら若干引くようなシーンがあったりします。

(グロいから引く、というよりかは「えぇ…お前精神状態おかしいよ」ってな意味も含まれてはいるんですが。)

 

 アクションシーンでは人がバンバン死にますし、その描き方もまぁまたエグい。

首は取れるわ身体は取れるわまぁいろいろとぐちゃぐちゃになるわ。

 

とはいえ、カッコイイアクションと爽快感の中に埋もれていくので、戦闘での人死はそこまで気にならなかったりします。

 

最後に

 今作は、キングスマンの2作目として公開されました。

しかし、個人的には前作から続くシリーズとしては一応の区切りがついたんじゃないかなぁとも、そんなように思うわけです。

 

 結末やその展開なんかは、前作を見たひとはニヤッとするというか、ちょっとウルっとするんじゃないかななんて。

 

 

 アクションだけが多く持ち上げられる本シリーズですが、そのストーリーも我々の斜め上をかっとんでいく面白い作品であることに違いはありません。

 

 この映画を観たあとに残っている感情は、爽快感かもしれないですし、一種の寂しさかもしれません。はたまたは嬉しさかもしれません。

 

もしくは、私みたいにバーボンとマティーニが飲みたくなるかもしれません。

 

 

 とりあえず私がいいたいのは一つ。

 

 使用されるスクリーンが小さくなる前に早めに見に行こう。

 

映画館へ。

 

 マナーが人を作る。でもそのマナーを知るためには?

映画館へ行って、『キングスマン ゴールデンサークル』を見ればいいじゃないか。

 

 さて、マティーニでも飲みますかね。

 

 

 本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

気に入っていただけましたら、読者登録等していただけますと幸いです。

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本日のペタペタ

 

Free Bird

Free Bird

  • provided courtesy of iTunes

 前作のとあるシーンで流れた曲の原曲。あのシーンは熱いから、未視聴の人は見て()

 

 

 前作のBD。正直、ネットフリックスとかでも見れるんだろうけど。

でも、好きだから手元においておきたいよね。

 

 

ロッテ トッポ 2袋×10箱

ロッテ トッポ 2袋×10箱

 

 最後までチョコたっぷりと言えばこれ。

 

 

  映画内でちらちらと写っていた面々。この映画を見るとバーボンが飲みたくなる。

ちょっとしたキーアイテムでもある。

 

 

*1:前作。洗練されたアクションと飽きさせないストーリー展開が魅力。

今作を見る予定があるなら是非見ていただきたい。

*2:ぶっちゃけ、あれ?こんなもん?と少しだけ思ったのはないしょ。

*3:主に私

*4:ぶっちゃけ、キングスマンの格闘戦や銃撃戦ってかなり洗練されてる方なので、他の映画とくらべても大分頭抜きん出てるところあるとは思うんですけどね。