どうも、青葉飛鳥です。
今回は最近流れてきたこちらのニュースについて思うことをつらつらと。
かねてより問題になっていたオリンピックと展示場の問題。
コミックマーケット(以下コミケ)も例外ではなく、会場や規模の縮小が噂されていた。
そして、国際展示場から少し離れた場所に青海展示棟を建設し、
2会場で4日間の日程で開催される、という情報が発表されていた。
そして今回、新たに有料化の話が持ち上がったのである。
コミケって参加費無料なの?
地方で行われる比較的大型の即売会や、都内で行われる中小レベルの即売会の場合。
入場料の代わりにそのイベントのカタログ*1を購入し、それをスタッフに見せて入場というパターンが多い。
もちろん、サークル参加側もタダではないし、コスプレをする際にも登録料がかかる場合もある。
もちろんコミケでも、このサークル参加とコスプレ参加は有料という点はその他もろもろのイベントと変わりはしない。
だが、一般参加の側の人間は参加費(入場料)が無料なのである。
「え、カタログを見せなきゃいけないんじゃないの?」と思っている人もいるが、
実はそうではない。
コミケでは、カタログを入場料代わりに見せる必要はない、が…
そもそも、あの分厚いものを会場までもっていくのは一苦労だ。*2
とはいえ、コミケに関するかなり多くの有用な情報が載っているのは事実だし、
初心者ならば私も買うことをお勧めはする。というか初心者なら読んで。
会場の位置関係やトイレに関する情報も手に入れられるし、
準備会が用意したマンガなどの面白いコンテンツもある。
なにより。公式の一番信頼できる情報を手に入れられるというのは、やはり大きい。
コミケのカタログは準備会の収益の柱の一つになっているのは事実で。
その収益は会場の賃料や警備や運営などの人件費に充てられる。
会場に持ってこなくてもいいが、買って熟読して戦に備えるのがコミケのカタログの使い方だと私は思っている。
お金の話
国際展示場という国内でも最大級の広さの会場を借りて行う同人イベント。
そんな同人イベントにも、抱える悩みがある。
例えば昨今では、
徹夜組の増加により警備費がどんどん増えているというのは有名な話だ。
もっともそれが、企業ブースもあるからなのか。
お客様意識の参加者も増えたからなのかはわからない。
コミケは趣味の祭典でもあり、
参加企業や商業絵師からすれば大きなビジネスの場あるというのも事実なのだ。
そんなコミケに、またしてもお金がかかる話。
普段なら国際展示場だけ済むところを、青海展示棟も使って。
な、な、なんと!4日間開催にするのである。
会場が2つに分かれ、日数も増え。当然、人件費も上がる。
頭が弱い私でさえ、とんでもない額のお金がかかるのは想像がつく。
そして、そんな折に飛び出したのが、コミケ”有料化”の話である。
コミケの有料化
「サークル通行証をリストバンド化し、また、カタログを購入しない一般参加者にはリストバンドを購入していただく~」
とは、『共同代表からのあいさつ』からの抜粋だ。
これを見るに、カタログにリストバンドをセットでつけるような形にして、
そうでない人には現地購入をという形になるのかもしれない。
今までカタログなしで入場していた参加者から、入場料を取るということで。
ある種、一人一人のカタログを確認して入場していたころのやり方に戻るとも言える。
この有料化の背景にあるのは、上にも上げたような人件費や会場の賃料。
また、サークルや企業ブースの減少でそこから参加費が取れないこと。
が挙げられている。
有料化の是非
ツイッターを見る限りでは是の意見が多いように見受けられる。
例えば、「無料じゃなくなるから変な奴がこなくなる。」「徹夜組が減るかも。」
などの意見が多くみられた。
その一方で、
『お客様意識の参加者が増える。』『入場者が減って、売上も減る』という意見も見られた。
もっとも、カタログは買う前提だったのが、どちらにせよお金を払ってもらいますよという形になったので、そこまで騒ぐことでもないのかもしれない。
私個人の意見としては賛成だ。
オリンピックよりなにより、徹夜組や入場者の増加から人件費などは増える一方で、
どこからかとらなければやっていけない現状もあるだろう。
それに、お客様意識の話に関して言えば、”昔からそういう人はいた”だろうし。
こればっかりは蓋を開けてみないと何とも言えない。
どちらにせよ、コミケの存続は我々参加者の双肩にかかっているというのは今も昔も。そして未来においても変わらないことなのだと思っている。