どうも、青葉飛鳥です。
今回もわたくしが愛してやまないシンデレラガールズ楽曲の、
レビューというかご紹介というか。
ちなみに、楽曲紹介シリーズではこんな曲も取り上げているので、
お時間のある時にぜひ。
さて、今日の曲はこちら!
『ハピガ!』
あっ待って別にこれダジャレじゃないから!
こちら!ともかけてないですから!
さて、この『ハピガ!』一体どんな曲なのか。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
輿水幸子、待ちに待ったソロ2曲目
本楽曲『ハピガ!』(以下二曲目)は、
『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 22
“双翼の独奏歌"』に収録された一曲となっていて。
アイドル、輿水幸子の待望のソロ2曲目でもあります。
ちなみに、ソロ1曲目はデビューシングルの『To my darling...』。(以下一曲目)
(決して、赤髪のアイドルが歌う『Darling!!』の方じゃないからね。)
あれから5年。
様々な活動を経た幸子の引っ提げてきた楽曲は、一体どんなものなのだろうか。
輿水幸子について
プロフィール
楽曲に触れる前に、
まず輿水幸子というアイドルについていろいろと再確認をしておこう。
同じ幸子でも、小林の方と間違えている人もいるかもしれない。
輿水幸子は、山梨県出身の14歳のアイドル。
一人称はボクで天真爛漫な印象があるが。
プロデューサーや他のアイドルに対してはさん付けがデフォルト。*1
私立の中学校に通っているようで、宿題は仕事の合間にも進めているらしい。*2
身長は142センチと小柄。2歳年下である的場理沙や櫻井桃華よりも小さい。
むしろ、14歳以上で幸子以上に小さいのが二人しかいない。*3
そんな幸子も、人形のようと褒められて喜ぶ一方。
「ボクのカラダには可能性が詰まってるんですから・・・扱いは慎重に、ですよ。」
という発言をしていることもあり、身長のことは気にしているのかもしれない。
(タップ時の発言なので”別の何かのサイズ”の可能性もあるが。*4
「○○さんに、ひとりで街歩きなんて…ボクがさせません」*5
などの、Pへの一途な想いが見え隠れするようになっていく。
楽曲について
コンポーザー
『ハピガ!』の作詞作曲者はミト(クラムボン)。
シンデレラガールズでは、
『Flip Flop』や『ニャンと☆スペクタクル』の作詞編曲でおなじみのコンポーザー。
【楽曲試聴】「Flip Flop」(歌:日野茜、高森藍子、及川雫、脇山珠美、道明寺歌鈴)
そんな彼が幸子に授けたのは、1曲目の『To my darling...』とは全く趣きの違う楽曲だった。
曲調
一曲目がBPM127の比較的ゆったりなテンポであったのに対し。
『ハピガ!』のBPMはおよそ165。もともと1.3倍の違いがあるのに、
それ以上の差というか疾走感を感じるのがこの曲の不思議なところで。
やわらかめのドラムの音や、ストリングスやシンセが使われていた一曲目に比べ。
二曲目はピアノやギターやドラムまでも、
ハキハキとした明るい音作りなのも要因のひとつなのかもしれない。
その辺りが特にわかりやすいのがサビの部分。
一曲目ではサビではドラムがなんとなく8ビートを刻んでいて、
シンセの音が優しく主旋律をカバーするといった様子。
これがハピガになるとどうだろう。
ドラムが8ビートなのは変わらないが、裏拍でピアノ軽快なリズムを刻んでいたり。
踊るようなブラスの音色がプラスされてくる。
おとなしい一曲目から、派手で楽しい二曲目へ。まさかの大変身である。
あ、もちろん2曲ともカワイイですよ。
歌詞
一曲目について
アニメやデレステ、もしくは2次創作から幸子を知ったPが。
一曲目を聞いたらこう思うかもしれない。「え、これ幸子の曲なの?」と。
初期からPを引っ張るような、自信過剰な彼女の口からでたのは。
「少しハネてる 寝癖のあとも チャームポイントなの。カワイイですよね?」
「おはよう」って あなたに向かって 言えなくて」
というようなもの。
幸子の持ち味、いつもの自信はどこへやら。
完全に"好きな人に好きと言ってほしい女の子の一途な想いを歌った歌”である。
輿水幸子としてというアイドルというよりは、
14歳の女の子のありのままの姿がそこにあるような気がする。*6
1曲目を踏まえて
実は一曲目の最後に、とある歌詞が出てくる。それは、
「だからoh! I... get you★get you★Future day...」
では、その未来がどうなったかというと、こちら。
「カワイイが止まらないっ 誰よりも止まらないっ」
「カワイイがとめどないっ 何よりもゆずれないっ」
※注 サビです
こう見ると、一つ思うことがある。それは、
「一曲目を聞いたときに感じた、違和感が少ない」ということ。
なんというか、自身過剰感が増したというか。
私*7のイメージする”輿水幸子”にかなり近づいた。
曲調も相まって、「これこそが幸子だ!」という印象を強く受けるからかもしれない。
だけど、勘違いしないでほしいこともある。
いくらこの曲が私や幾らかのPの幸子像のイメージに近かったとしても。
幸子はただ、ただのギャグ要因やボコられキャラではないということである。
各々のPがどう感じようと何を描こうと。
私には強制もできないし何も思わないけれど。
フフーン!とどや顔をするちょっと憎らしいカワイイ幸子も。
一途な想いを胸に秘めた等身大の14歳の乙女な幸子も。
どちらも輿水幸子であることに変わりはないのだ。
それにこの楽曲、ただの自信過剰な幸子を歌っただけの歌では終わらない。
メロやサビの最後に、次のようなフレーズが出てくるからだ。
「でもね それはアナタといるからだって 気づいてね 言わないけど」
「でもね それはアナタと一緒だから 信じれる どんな時も」
一曲目から続く、”一人の女の子としての一想い”が。
軸ブレせずにこの曲にもしっかりと受け継がれているのだ。
ちなみに、一番心に刺さったのは
「アナタの右側のポジションは 左利きのボクだけ専用!」
なにこれ、カワイイ。かわいくてしんどい。
〆
一曲目である『To my darling...』から、
曲調も歌詞の雰囲気もガラッと変わった今楽曲『ハピガ!』
とはいえ、その根底にある
”一途な想いを秘めた、アイドル以前に一人の女の子である輿水幸子”
がまた違った側面で堪能できる良曲であるのは間違いない。
デレステなどに収録されたりするのはまだまだ先になるのは予測されるので。
ぜひCDや配信などでフル音源をお楽しみいただきたい。
幸子、だからハッピーガールというだけではなく。
聞いている人をハッピーにさせる女の子の楽曲。
それがこの『ハピガ!』なのだ。
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 22 双翼の独奏歌
- アーティスト: 神崎蘭子(CV:内田真礼)、二宮飛鳥(CV:青木志貴)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2018/10/17
- メディア: CD
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『ハピガ!』が収録されているシングル。
表題曲の『総則の独奏歌』のかっこよさもたまらない一枚。
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 020 輿水幸子
- アーティスト: 輿水幸子(CV:竹達彩奈)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: CD
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一曲目、こと『To my darling...』が収録された幸子のデビューしんぐる。
編集後記
あ、ここは読み飛ばしてもらっても結構です。
今回の楽曲はソロ曲ということで。
輿水幸子本人に関するいろんな情報を集める必要があったんだけど、
これがまた大変だった。
私は輿水幸子は好きだけど担当Pというわけではないので、
デレステのSSRや、参加イベントの一部の知識はあるけれど。
そうではない、もっと昔からあるカードとか、楽曲イベントでのゲスト登場。
モバマスにしかないカードのセリフなどの情報は、
いろいろなサイトからお借りすることになった。
そして思ったのは、その情報量の多さや深さ。
セリフが多いだけではなかったり、
キャラクター性についてだったり二次創作での扱いであったり。
そういういろんなものの情報量と密度がすごい多くて。
ああ、俺はこういうコンテンツを楽しめて幸せだなと。
そう思った次第でございます。
以下、参考にさせていただいたページやサイト様
imascg-slstage-wiki.gamerch.com
*1: アイドルマスターシンデレラガールズ呼称表 より https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%20%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%BA%3A%E5%91%BC%E7%A7%B0%E8%A1%A8
*2:【自称・カンペキ】輿水幸子のセリフより
*3:南条光/14歳/140cm 双葉杏/16歳/139cm
*4:[自称・カワイイ] のセリフより)))
とはいえ、「○○さんはボクのどこが好きですか?全部ですね♪」というセリフもあり、小さめの身長もチャームポイントとして受け入れているのかもしれない。
Pとの関係性
デレステでのセリフでは、序盤
「僕はアイドルになるために生まれてきたんですよ!」であったり、
「僕と出会えてラッキーでしたね。」
などの自信過剰な発言や、プロデューサーを引っ張る(というか引っ叩く)発言が目立つ。
が、様々なイベントを経るうちに、
「ポーズ限定なら、なんでもしてあげますよ、○○さん」(([自称・スウィートヒロイン+]
*5:[自称・スウィートヒロイン]
*6:ちなみに、まったくの逆パターンの曲。つまり、Pがキャラソンとして聞いているようなことを前提にしたような曲もある。安部菜々の『メルヘンデビュー!』がそれにあたる。
*7:達の多くと書いていいかは微妙だけれど