どうも、青葉飛鳥です。
今回はマイお題からこちら!
レトロっていってもいろいろとあるけど、
果たしてどの辺りのことを話せばいいんだろうか。
まぁいいか、とりあえず手の動くままに書いてみよう。
よろしければ、最後までお付き合いくださいませ。
そもそもレトロな建物好きなの?
このお題を書くにあたり、自問自答してみた。
「青葉よ、お前はレトロな建物が好きなのか?」と。
大好きだよ!
ぶっちゃけ、詳しいわけでもなく。
時代背景に照らし合わせて建築技法に興奮するでもなく。
それでも私、大好きなのでございます。
明治や昭和の雰囲気残るレンガ造りの建物。
酒の製造が盛んだった地域に残る数々の蔵。
時の将軍やその時代の頂点にいた者たちが立てさせた城。
そういうのが大好きでございます。
あとは神社仏閣なんかの類ですかね。
上にも書きましたが、特に
「この建築技法が~」とか「この装飾が~」とかの知識がございません。
ただただ、そこに行く、そこにいるだけでなんか癒されるというか。
数十、数百年前にそこで過ごしていた人たちの思いに身を馳せるというか。
そんなのが大好きだったりするわけです。
ただ一つの例外
『アンリミテッドルールブック』って書こうとしたけど、
あれは『例外の方が多い規則』でしたね。
閑話休題。
建築技法に関する知識が皆無な私が、
私がレトロな建物の中で唯一注目して見ているポイントがあるのです。
それが、
釘隠し。
鬼隠しじゃないです、釘隠しです。
初めて聞いた方もいると思われるので一応説明しますと、
建築装飾金具の一つ。長押や扉に打った釘の頭を隠すために用いる。*1
釘を打ち付けた際にそのまま釘が見えるのはよろしくないってことで、
それを隠すためのおしゃれな飾りというか覆いというか。
それが、釘隠しなのでございます。
見ないことにはなんとも、と思うので写真をどうぞ。
あくまで一例ですが、これが釘隠しでございます。
「あ、そういえばこんなのあったかも」なんて思った方いらっしゃいますかね?
この釘隠し、結構いろいろな建築に使われています。
有名どころでいうと京都の二条城。
あそこにも確か華美な装飾の釘隠しがあったはずです。
で、調べたらあれが17世紀には建てられたものらしいので、
少なくともそのあとの和風建築の多くには、この釘隠しが見られることが多いです。
上の写真のような形はどちらかというとあまり多くはなく、
六角形と花形を足して割ったような形のものが一般的、
といいますか、自身が見てきた中では多く使われていたように感じます。
ところが、場合によってはこの釘隠しが家紋のような形だったり、
鶴を模していたり、沖ドキのハイビスカスランプみたいな花を模したものだったり。
その種類は多岐にわたります。
建築技法や装飾の知識はない私ですが。
この釘隠しだけはレトロな和風建築の見学にいった際に、
ついつい最優先で探してしまうことが多いのです。
もちろん、詳しくなんかありません。
「あー、これ凝ってるなぁ」とか「きれいだなぁ」と感嘆符が出るくらいです。
でも、こういう見どころポイントを一つ知っているだけで、
和風建築の見学の楽しさが何割増し(当社比)にもなっている気がします。
〆
さて、今回はレトロな建物について。というか、
その一要素についてぐだぐだと書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
アニメ作品のニッチなところを語りたがるオタクをよく見かけますが。
こういった普通の建築でもそういった見方になるあたり、
死んでもオタクは治らないんだなと改めて自覚した次第です。
いやでも、本当にいろいろと種類があって楽しいんですよこれ。
逆に、種類が無くても「ここは同じような装飾で統一されてるんだなぁ」
とか自分の中で謎の納得をしたりとか。
そこから時代背景をちょっとだけ推測してみようとか。
レトロな建物を探訪するとそういうのありません?ありますよね?
ないですか、さいですか…
でも、こういう細かい点に限らず。
昔からある建物には、
そこにしかない空気感や感動が存在するのは間違いないと私は思っています。
お近くにそういった建築物がある方も、そうでない方も。
ぜひ、春の暖かい日に訪ねてみてはいかがでしょうか。
※余談。
釘隠しについて書いていると、いつかのセンター試験の現代文で「刀の鍔」に関する問題が出たのを思い出しました。
あれもこれと似たような勢いでハマっていった人が、
研究者になって書いたんだろうなぁ。
*1:ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典 より