兼業Pのカタコト語録

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2020年に見て面白かった映画をまとめてみる

というわけで、今回は映画編
2020年に見て面白かった映画をまとめてみる。

 

 

例によって2020年より前の映画も含まれるのでご了承を。

 

アニメや漫画に比べて、腰据えて映画を見ることは少なかったような。
そもそも映画館が開いてなかったしね。

 

 

 

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明

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一発目は『メイドインアビス 深き魂の黎明』

同名アニメの、その先を描く劇場作品。『無限列車編』と同じようなやり方。

 

アビスと呼ばれる大穴、その5層で展開されるストーリーが主軸になっていて。
作品屈指の人気キャラクター『ボンドルド卿』が活躍するエピソードでもある。
嘘はついてない、誓って。

 

アニメ未視聴でも鑑賞出来る、出来るのだけど


ボンドルド卿が一行の前に現れるシーンなど。
本編を履修済みの場合、
恐怖とも、憎悪とも違う謎のクソデカ感情に苛まれること必至

 

ちなみに本作、公開前にレーティングが
PG-12→R-15になった異色作でもある。

 

ボンドルド卿役の森川智之氏の怪演が光る。

 

ミッドサマー

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2つ目の映画は『ミッドサマー』。2020年の問題作その1
ちなみに見たのはR-15版。

 

「上田と山田のいないTRICK」「キノの旅に出てくるイカレタ国」
「明るい羽生蛇村」などと散々言われバズっていた映画。

 

実際その評価は合っていた。

 

「日本人は奇祭慣れしている」という意見もあるけれど、
それにしてもまぁ重い、エグい、救いがない。

「よくもまぁそんなこと思いつくな」な展開の連続。

 

またそれとは別に、序盤から中盤まで続く不安感、
不審感の煽り方がめちゃくちゃ上手い。
通常の感覚とはズレた違和感を作るセンスが高い。

 

見ても損はない、ただし3日は凹むはず。俺は凹んだ。

 

デッド・ドント・ダイ

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2020年の問題作その2『デッド・ドント・ダイ』

「ゾンビ映画と思ったらシュールギャグだった。
もはやシュールギャグかどうかもわからん。」

とは私の評。

面白いかは別として、こんな映画を忘れられるはずがない。

 

完全に人を選ぶ面白さで、悪く言えば「身内ノリ」な感もある。

 

ジャンル的にはゾンビの皮を被ったデッドパン映画、ということになるのだろうか。

明らかなコメディシーンでも俳優はひたすらに無表情、淡々とボケを重ねていく。

流石に3連続天丼ネタをやられた時には笑ってしまった。
しかしそれでも俳優は無表情なのである。

 

とにかく淡々と話が進んでいくので、盛り上がりが分かりにくい。
そしてそのノリのまま、
メタいネタや超展開をぶん投げてくるものだからもう気が狂う

 

そんな今作だけど、裏に隠されたのは環境問題への警鐘。

鑑賞後に各種解説を読むと、いろいろな点がしっくり来る作品でもある。

 

来る

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中島哲也監督作品『来る』
公開当初もプチバズリしていたらしいが食指が伸びず。
2020年夏頃にアマプラで配信された際に再びバズってからの試聴。

 

ご多分に漏れず、「来るじゃなくて来い!」「柴田理恵がかっこいい」
「和製ゴーストバスターズ」「宗教版アベンジャーズ」
等々好き勝手言われている。

 

全部あってるから反論出来ないんだわ

 

とはいえそのフェーズに至るまでの道のりはまた一味違って。
日本映画でありがちな、ひいては日本人的なしみったれた陰鬱さが高濃度で押し寄せる。

 

映画で描かれる怪異もそうだけど、それ以上に人間の闇は深い。
正直前半で投げそうになったけど、中盤以降はそれがなかったのような恐ろしいテンポでコトが進んでいく。

 

松たか子が出てくるまで耐えろ。

 

荒野のコトブキ飛行隊 完全版

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同名作品の劇場版総集編『荒野のコトブキ飛行隊 完全版』。
ポスターはMX4Dだけど、私は音響強化シアターで鑑賞。

 

「1クールある作品を120分に収めて完全版?」というツッコミもあるけど、
重要なのはこれが「映画館で見られる作品」というポイント

 

レシプロ機が活躍する本作では、”音”が大事な要素の一つ。

方向舵や昇降舵、レバーを操作を操作する音。コックピットから聞こえる風切り音。
ワイヤーの軋む音、ジェット機とはまた違う轟音。
これらが映画館の巨大スピーカーで再生される

 

当然、楽しくないわけがない。
動きのあるMX4D版も見たかったなぁと。

 

鬼滅の刃 無限列車編

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2020年を代表する映画となった『鬼滅の刃 無限列車編』。
気がつけば日本一の映画になってしまった。

実は私、この作品を見るまでに鬼滅の刃をほぼ未履修。
アニメは2~3話、あとは大体のキャラ設定などの基礎的な部分のみを押さえた状態での鑑賞になった。

 

「鬼滅人気なんやな」くらいのノリでシアターに入った二時間後、
「煉獄さぁん…」と涙して出てきた記憶がある。

 

巷で言われる通り、ストーリー自体は大したことはない。鬼殺すべし、以上。

しかし劇場版の範囲に限って言えば。
煉獄さんをメインとした人物の描写と、ここ数年で一番とも言えるレベルの戦闘シーンで意識をすべて持っていかれた。

 

映画館を出て、「すごかったな…いやほんと、すごかったなほんと…」となるくらいの迫力があった。そりゃ大人もハマるわ。

 

 

2020年はアニメ映画ばかり

映画館に行けない状況が長く続き、
「これは確実に見に行こう」と思った映画のみをさらうような1年だった。

 

いつもなら「これ面白そうやん、仕事終わりにレイトショーでサクッと見たろ」となるのだけれど、流石にそうはいかなかったよね…。

 

今年も今年でまた見たい映画が多そうなので、エンジョイ出来る一年になりそう。

 

プリンセス・プリンシパルはまた延期しないといいな!