どうも、青葉飛鳥です。
今回は、数年ぶりに『ターミネーター2』を見たので。
感想なんかを書いていければなと。
よろしければ最後までお付き合いくださいませ。
事の発端
なぜ、今更『ターミネーター2(以後T2)』なのか。
そもそも、この映画か公開されたのは1991年で、
すでに公開から28年が経過しています。
そんな昔の映画をなぜ今見ようと思ったのか。
理由は二つ。
1.T2のリブートもとい続編の制作が発表されたから
情報が出たのはそれなりに前のことですが。
T2のリブート、もとい続編が作られることが発表されました。
これの面白いのが、T3とT4、そしてジェニシスをなかったことにして。
T2から続く歴史での続編を描くというポイント。
公開前に、時間のある時にゆっくりと見ておきたいなと思ったのです。
(響け!の誓いのフィナーレを見に行った時に、
視聴一週間前にアニメ2期とリズと青い鳥をマラソンして疲れたので、
今回ばかりは十分といえるほどの余裕が欲しかったのです。)
2.CRターミネーター2にハマっているから
私、基本的にはパチスロを打つ人間でパチンコはあまり打たないのですが、
先々月からはそれを打つ回数が増えました。
というのも。
4月の新台として登場した、『CRターミネーター2』に大ハマりしたのです。
原作である映画の映像を要所要所で使いつつ。
強いリーチなどでは、名シーンをCGによって再現するというこだわりよう。
そして、そのCGで再現されたシーンを見て思ったのです。
「CGだとこんな演出だけど映画だとどうだっけ?」とか、
「全回転のシーンは回転するけどそこだけ見せられてもなぁ」などなど。
そして一つの結論にたどり着きます、
「そうだ、本編見よう。」
感想や見どころ
シュワちゃんがかっこいい
T1もとい初代の時も、ターミネーターのT-800役としてアーノルド・シュワルツェネッガーがキャスティングされていました。
その時の彼の年齢は37歳。
の割には若く、鋭い眼光はまさに殺人マシーンの役柄にぴったりでした。
そしてT2、44歳になった彼の眼には昔のような鋭さはありません。
けれど、今作は殺す側から守る側へ。
ほんの少し優しさの宿る瞳は、演じるT-800に非常にあっているように思えました。
アクションシーンも私のお気に入りの一つで。
バイクに乗りながらウィンチェスターのM1887を取りまわしたり、
敵となるT-1000との肉弾戦を繰り広げたり。
アクションシーン自体に派手さがあるシーンは多くはありませんが、
その一つ一つがしっかりと記憶に残るような。
そんな特徴的なシーンが多いのも今作の特徴の一つです。
(T-800とT-1000が初めて邂逅するシーンや、
終盤の溶鉱炉でのシーンなどは私のお気に入りです。)
すばらしい敵
悪役のキャラが立っている作品は名作だ、というのが私の考えですが。
それに照らし合わせれば、今作も十分名作だといえることができます。
今作の敵は、液体金属で作られたターミネーターであるT-1000。
触れたもの(人)に擬態することができるうえ。味方側のT-800と違い、
人間とも違和感なく会話できるような高い知能を持った殺人マシーン。
人ごみの中に潜り込みやすいというのは、
暗殺者としてこれ以上ない能力でしょう。
そしてこのT-1000、何がいやらしいかといえば。
戦闘時などは無表情なのに、
相手のミスに対して嘲るような態度をとるというポイント。
無表情のまま、指を左右に動かして「ちっちっち」とやるような動作。
ああ、パチンコ版で何度みたことか。
必要な時だけ感情があるようにふるまえばいいのに、
戦闘中にまでこういうことやってくるんで本当にイラっとくるんですよね。
いい意味で。
イケメンお母さん
T2のリブート版にも出演が決まったリンダ・ハミルトンですが。
彼女が演じるジョン・コナーの母親であるサラ・コナーが本当にかっこいい。
病院から抜け出そうとして一芝居打ったり、息子にハッキングを教えたり。
一人で銃を持って重要人物を殺しに行こうとしたりと。
バイタリティ溢れるというか、カッコよさみしかないというか。
ただ、そんなパワー系お母さんにも弱いところがあり。
未来に起こる核戦争の悪夢を見たり、子供がいる為対象を殺せなかったりと。
冷徹にはなり切れていません。
T1から続く彼女の戦いも、この映画の見どころの一つ。
機械と人間の友情
T1では、「人間殺すべし」(意訳 と完全な殺人マシーンであったT-800ですが。
今回は、サラの息子であるジョンによって”人間の感情”を理解していきます。
彼らにとって殺すのは当たり前ですが、
「人は絶対に殺さない」という約束をジョンとかわします。
この、ジョンやサラとの関係性の変化や。
ターミネーター自身の心の動きも見どころの一つ。
最初は無表情だったT-800が、ジョンに笑顔を教えられ。
そして、泣くことができないはずの機械が、
「人間がどうして涙を流すのかわかった。」と言ってジョン達と別れていく。
この、友情や絆。
そして心や感情といった目に見えないものについてのカタルシスがあるのも、
本作品の好きなところだったりします。
声優の違和感
今回私は、T2をBDのレンタルで視聴しました。
そして視聴数分で感じた違和感。「あれ?なんか声違くない?」
アーノルド・シュワルツェネッガー演じるT-800の声優は、
1つのバージョンを除いて玄田哲章さんが担当されています。
なので、シュワちゃんの口から玄田さんの声が聞こえてきたときは、
「ああ、やっぱりこれだな」と思ったのですが。
主人公の一人のジョン・コナー。
彼の声優に関して言えば、私の中のイメージは浪川大輔さんでした。
しかし、今回レンタルしたバージョンの声優は近藤玲子さんという方。
浪川さんボイスに慣れていると、ものすごい違和感。
ちなみに、サラの役も私の覚えている声とは別の方でした。
というのも、私がこの作品を最後に見たのは。
おそらくはフジテレビの『土曜プレミアム』だったと思うのです。
そして、そのフジテレビ版ではジョンの声は浪川さん。
サラの役は吉田理保子さんが演じられていました。
ちなみに、Youtubeでその音源のシーンがあったので再生してみましたが、
これがドンピシャ。
今から見る方には関係ないでしょうが、
やっぱり私は浪川さんボイスのジョンがいいなぁ。
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ちなみに、このバージョンだと今回見たソフト版の吹き替えも、
私が幼少期に見ていたであろうフジテレビ版の吹き替えも収録されているようです。
うん、これ今度買おう。
後の作品へのテンプレートづくり
初代であるT1はかなりストイックな作りの映画で。
ジョンの母親であるサラと、未来から送られてきた兵士のカイルがT-800から逃げるというパニックモノやホラー要素の強い作品になっています。
今作は、”殺人マシーンから逃げつつ”という大元は変えず、
・味方ターミネーターと敵ターミネーターの戦い
・あの有名なテーマ曲
・ジョン・コナーをメインに進んでいく物語
という大きなひな形がつくられた作品でもあります。
〆
T2といえば、溶鉱炉に指を突き立てながら沈んでいくシーンが何よりも有名で。
パチンコ版の全回転のシーンにも選ばれるレベルの知名度です。
正直、そこだけ切り取ってみればシュールで笑えるんですが…
今回、改めて全編を通してからそのシーンを見た際、
泣きました。マジ泣きしました。
おそらく、そのシーンだけを知っている人からすれば、
「え?マジ?」と思うかもしれませんが。
そこまでの展開を知っているうえでの視聴なら、
最低でも笑いながら見ることは不可能なそんなシーンです。
昔は細かく内容を理解しながら見ていなかったことを実感した半面。
アクションシーンや、
かっこいいセリフ回しで楽しめる名作であることには変わりありません。
「Stay here . I'll be back」「地獄で会おうぜ、ベイビー」「人が泣く理由が分かった」
などの名セリフもたくさんある作品なので、
ぜひこの機に視聴してみてはいかがでしょうか。
私は今回、T2を見直すにあたってT1も視聴しましたが、
ぶっちゃけ、T1を未視聴でも楽しめる作品ではあります。
それくらい、
ターミネーターシリーズの中では特筆した完成度とバランスを誇る名作なのです。
T2の続編が公開する前に、パチンコで全回転を当てる前に。
ぜひ一度、いかがでしょうか。