兼業Pのカタコト語録

デレマスの、エンタメのことや想いやもやもやを文字にする場所。

今更ながら、『結城友奈は勇者である』を見たよ!、のお話

 どうも、青葉飛鳥です。

 最近はメンタル的な調子も安定してまいりまして。

落ち込んだり死にそうになったりは、大分減ってきた感のある私です。

集中力の無さは相変わらずなんですが、じわじわと薬が効いているような気がしたり。

量を増やしていったりと、そちらもそちらでゆっくりと改善させていければなと。

 

 さて。この度私はアニメ『結城友奈は勇者である』を初視聴しまして。

まーこれが面白い。面白いんで感想を書こう、と。

今回はそういう流れでございます。

 

 それなりに前の作品についてのオタクの叫びですが、

ぜひ最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

 ちなみに後述しますが、

大事な部分はなるべくネタバレをしないように書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

諸注意

 もし、予めこの作品に興味があって、見てみたいと思っている方

今すぐブラウザバックをして、

WIKIPEDIAも、ニコニコ大百科も、ピクシブ百科辞典も。

2chのまとめや感想も見ることなく本編を視聴することをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

  というのも、これが放送されていた時期のワクワクやドキドキ。

そういったものを存分に味わってほしいと思っているからです。

 

 当作品はオリジナル作品です。つまり、ラノベやマンガといった原作がなく。

いうなれば、物語がどう転んでいくかが大きな見どころになります。

 そしてその展開の衝撃たるや。

近年のアニメの中でも上位に入ると個人的には思っています。

そんなにアニメ見てないけど。

 

 そうした諸注意を書くことというか。

某映画じゃないですが、「ネタバレをしてはいけないということ自体がネタバレ」

と言ったらいいでしょうか。

そうした性質もまた持ち合わせていたりします。

 

そしてこの作品、

作中屈指の面白いポイントが重大なネタバレにつながる作品だったりします。

 というわけで、今回はなるべく大事なところを避けつつ、

見て感じたことをつらつらと書いていきます。

 

 

なんで今更この作品を?

 ここ最近、リハビリで外出がてらスロッカスになっているんですが。

私が打つのは主に版権モノ。アニメやゲームが原作の萌えスロなんですね。

そして、この『結城友奈は勇者である』も、スロットとして登場しました。

 

 液晶リールがメインで、

サブである物理リールは(よほどのことがないと)目押しを必要としないので。

ある種初心者に優しい台といえるかもしれません。

 

 で、そんなこんなで該当機をプレイしていて、これ原作面白そうやなと。

そう思って今更ながら視聴に踏み切った次第です。

 

スロットでもストーリーの進行はしていきますが、

ほぼほぼダイジェストですからね。

 

 あとは、放送当時に話題になっていたのを知っていたからというのもあります。

”いろいろとやばいアニメ”だと。

 

 ちなみに、この作品の前日譚と後日譚にあたるアニメ2期が去年の1月まで放映されていたみたいですが。そちらに関しては全く情報が入ってきていませんでした。

 

 

あらすじ

結城友奈は朝起きて、支度して、学校へ行って、

授業を受けて、部活をして、友達と遊んで・・・。

そんな普通の日常を過ごしている中学2年生。

 

あえて特殊な点を挙げるなら、

彼女の所属している部活は「勇者部」。

その活動内容とは?

不思議な存在、バーテックスとは?

 

神世紀300年、少女たちの物語---------。*1

 

 と、こう書かれたところで正直どんな内容かわかりづらいです。

なんとなく、

『魔法少女まどか☆マギカ』に近い何かを感じた方もいるかもしれません。

 

軽いネタバレ込みで簡単に要約すると、

「勇者部に所属する少女達が、バーテックスと呼ばれる”敵”と戦っていく物語」

になります。

 

 

見どころ

日常シーンのほんわか具合、そして友情

 今作は基本的に、勇者部の登場人物が中心となるので。

シリアスなシーン以外は、部活でのたくさんの楽しい出来事。

部員の仲の良さを強調するシーンが多いです。

そういうシーンがすごい楽しげで癒されるんですよね。

 

 例えば、物語の途中でとある人物が主人公たちの学校に転校し、

勇者部へと入部します。

本人はつっけんどんな人物で、お堅い部分も多いですが。

主人公たちはそんな彼女に対しても歩み寄ったり、

誕生日を祝ったりと、優しく接していき。

そしてまた彼女も、主人公たちに対して心を開いていくようになります。

 

 また、友情が協調されるのは日常シーンにおける場面だけではなく、

シリアスな場面でも登場してきます。

戦うことが怖かった女の子が、友達のために武器を取る。

そんな、様々な友情、心の動きが見れるのも本作の見どころです。

 

 もっとも、心情に関してはいい意味での動きだけではないんですが…

 

 

戦闘シーンのかっこよさ

 さて、上にも書いた通り。

本作では勇者部の面々は”バーテックス”と呼ばれる敵と対峙していくことになります。

敵と戦う際に主人公たちが変身するのですが、

各々の持つ武器や戦い方がまた魅力的で。

 

 彼女たちの戦闘スタイルを挙げると、

・(ガントレットもといアームカバー付きの)拳。徒手空拳。

・遠距離からの狙撃、また近距離での制圧射撃、乱れ打ちなど。

・ワイヤーのようなものによる捕縛、切断。

・大剣による重い一撃。また面による攻撃。

・日本刀*2の二刀流による手数の多い斬撃。

 

この5人5種類の戦い方で、敵を殲滅していく形になります。

 

 この全く違ったスタイルでの連携が魅力の一つではあるんですが、

個人的にどいつもこいつも戦い方が好き過ぎる。

いや、勇者パンチってなんだよ、なんだその大剣は!

あーもうなんで二刀流ってこんなかっこいいかなぁ。

なんてことをぼやきながら作品を見ていました。

 

 ちなみに、私は女の子の戦い方なら、

銃>二刀流>剣(一本)>拳

くらいの順で好きだったりします。はい、どうでもいいですね。

 

 

日常シーンとシリアスシーンの落差

 詳しいことは言えませんが。

敵と対峙していく中で、勇者部の面々は勇者システム*3に関する重大な情報や、敵について。

また、”世界”についても様々な情報を手に入れていくことになります。

 

 そしてそれらの真実は、中学生である彼女たちが背負うにはあまりに重く。

 視聴者である我々ですら、簡単には受け入れられない衝撃がありました。

 

 こうしたとんでもない情報が出てくる話が、

「シリアス要素の一切ない平和な日常回」

の次回にいきなりぶっこんで来るのがこの作品の面白いところで。

 

 例えば、

まどマギであれば3話の件があって以降、一気に物語のムードが暗くなりますが、

この作品のテンションは終盤を除き上下していることが多いです。

 

 楽しいことがあるから辛いことがあるのか。辛いからこそ楽しみを得られるのか。

それはわかりませんが、

少なくともこの作品ではその部分を大いにくすぐってくる何かがあります。

 

 

シリアスシーンの重さ

 この部分が、最初に書いた重大なネタバレにかかわる部分なので割愛しますが。

上でも書いたようにとんでもなく重い現実が少女たちにのしかかってきます。

それは戦いだけではなく、日々の生活。そして夢までにも大きな影響を及ぼし、

物語は徐々に暗い方向へと向かっていくことになります。

 

 このネタバレできない一連の事実やシーンの重さも、この作品の見どころの一つ。

他のアニメである、

「あーこいつ死んじゃったかー、そうかー。」みたいな感じではなく。

「えっ、そんなのってありかよ…そんなのって…」と言いたくなるような。

悲しみより、悲痛といった方がいいかもしれません。

 

 そのしんどさたるや、「涙などとうの昔に枯れたわ!」

と啖呵を切っている私が自然に涙を流す。

我慢しようとしても泣いてしまうレベルのものでした。

 

多分、年を取って涙腺が緩くなったってのもあるだろうけれど。

 

 とまぁ、悪い方向ばっかり褒めるような感じになったんですが。

そんな状況でも頑張ろうとする、

勇者であろうとする少女達の頑張りから勇気をもらえるのもこの作品の特徴の一つ。

 

 ぜひ絶望してみたい方、そして、勇者になりたい方。

そして、大切な友達、そして夢を持っている方。

そんな方にお勧めできる良アニメとなっております。

 

 ぜひ、お正月明けの明るい気分をシャキッとさせるためにも。

ご覧になってみてはいかがでしょうか。 

 

結城友奈は勇者である-結城友奈の章-Blu-ray

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第1話「乙女の真心」

第1話「乙女の真心」

 

 

 

 

 

 

 

 

※追伸 若干のネタバレあり。

ちなみに、

この『結城友奈は勇者である』も散々書いたようかなりエグイ展開なんですが。

上にも書いたように、この作品の前日譚である『鷲尾須美は勇者である』と、

後日譚の『勇者の章』もアニメ化されております。

 

ちなみに。視聴になる際は、

1期『結城友奈の章』→2期『鷲尾須美の章』『勇者の章』

でご覧になることをお勧めします。時系列はすこしごっちゃになるんですけどね。

 

 さすがに一期以上に苦しい展開はないやろwwwと思って見てみたんですが。

なんでこう簡単に想像のはるか上を超えてきますかね…

*1:「結城友奈は勇者である」アニメ公式サイト ストーリーより

*2:のような鍔無しの片刃剣

*3:勇者へと変身するためのシステム