兼業Pのカタコト語録

デレマスの、エンタメのことや想いやもやもやを文字にする場所。

何かを極めたこと、1位を獲ったこと、ありますか。のお話

 どうも、青葉飛鳥です。

 ラノベ好きが加速して、Kindleの中身がそればかりになっている今日この頃です。

 

 そんな私、最近は『弱キャラ友崎くん』という作品に出会いまして。

気が付いたら既刊7冊目まで読み切るくらいのハマりっぷりでした。

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)

弱キャラ友崎くん Lv.1 (ガガガ文庫)

 

 

作品の内容はまたそのうち詳しくレビューを書くとして。

またなんというか、自分の心にいろいろとグサグサと刺さるものがあるんですよ。

 

 その中でも特に気になったこと。それが、”1位になる”ということ。

主人公、そしてヒロインの一人が。

一つないしは様々な場面でで”1位”を獲得している人間です。

しかもその1位は才能ではなく、努力という二文字の延長線上に存在している。

 ひとつはゲームだったり、ひとつは勉学だったり。

そういったものでの1位。トップ。一番上の存在。

 

 彼らは、(どういった経緯、想いがあったかはともかくとして)

努力の末にそれを勝ち取っています。

 

 そこで思った。私は、何かで1位になったことがあっただろうか。

もしくは、なろうとしたことがあっただろうか。

 

 今回は、そんな自分を省みるお話。

 

 

 

 

1位を狙ったことはない

 思ってみれば生きてきて二十余年。

自分から1位を狙って動いたことは恐らくそうなかったように思える。

多分、両手の指を使って数えれば余るくらい。多分それくらいの回数。

 

 まだ何も考えていない小学生の頃に限って言えば。

運動会のリレーや、身内でのゲーム対戦。

そういった狭い輪の中で1位を獲りたいと思ったことはあったかもしれない。

でも、別に1位を取ることに固執していたわけではないし、

そのために血の滲むような努力をしたわけでもない。

 

 少し話が逸れるが、『弱キャラ友崎くん』の主人公である友崎くんは。

楽しいが故にたくさん遊んで1位になっていたというのと、

1位になるための努力を行ってきたハイブリッドなキャラクターだったりする。

確か成長していくのが楽しいとかそんな要素もあっただろうか。

(多分そうだったと思う。間違ったらごめんなさい。)

 

 けれど、少なくとも私個人に限って言えば。

1位になるために大変な努力をした覚えはない。

 

”上”を目指したことはあった

 1位を目指したことはなかったとはいえ、”上”を目指していた時期はあった。

ここでの上というのは、2位以下10位以上くらいの上位だと思ってもらって構わない。

 

 その時の媒体はゲームだったか。世界一の人の挙動を参考にしつつ。

自分もそれを真似して、さらに精度を上げていく。それの繰り返し。

オリジナル要素を試してみようなんて思わなかったし、

もちろん普通にやってもうまくいかないことの方が多かった。

 

 結果、上位に食い込むことすらできなかったわけだけど。

今になって思う。あの時自分は、本当に”上”を目指していたのだろうか。

1位はおろか、10位以内に食い込んでやろうと。本気で思っていたのだろうか。

 

 いや、あの時だけじゃない。

人生の多くの部分において、本気で上位を狙ったことがあっただろうか。

 

 

 理由はなんだろう

 1位を、もっと言えば上位を目指さなかった理由はなんだろう。

本気になれなかった、ならなかった理由はなんだろう。

 

 パッと思いついたのは、「最初からあきらめていたから。」ということ。

自分に1位なんて無理、だからそこまで努力しても意味ない。

でも、ちょっとだけ頑張ってみようかな。やってみようかな、形だけでも。

所謂、自己満というやつである。

 

 もっといえば、これは言い訳にも転用できる。

「まぁ、どうせ本気だしてなかったからなぁ。」と。

うまい予防線として機能する。

極めようとしていなかったのだから、極められなくて当然。

仕方ないよね、うん仕方ない、と。

 

ああ、多分人生でこのパターンは多かったような気がする。

いろいろな場所で、最初から予防線を張り、諦めた状態からスタートする。

結果、頑張らない頑張れない。結果も”でない”。

ダメージも少なくて済む。

 

 そしてもう一つは、効率的に考えてそこまで本気になる必要に迫られなかったこと。

この時点ですでに言い訳臭いけど、私の言い分を聞いてほしい。

 

 中学で部活を早々に辞め、受験校は中の中。

高校でも部活に入らず、目指す大学はFランク。

そんな私にとって、”順位を気にする機会”などそもそもないのである。

 

もちろん、同じような環境でも試験の学年内順位などをターゲットにして、

順位上げに励むこともできる。

けど、効率厨から見ればそれはオーバーワークでしかない。

めんどくさがりな私が、そこまでする理由がない。

順位が上がって、なにかリターンがあるかと言われれば、無い。

 

 お小遣いが増えるとか、親に褒められるとか。そんなものもない。

せいぜい、塾の先生に褒められるくらいか。

 

 頑張る理由がない。青葉さん、頑張らない。

 

 

スペシャリストへのあこがれ

 と、ここまでの人生では、

順位が76/80でも進級、合格なりできればいいやと思っていた私だれど。

ここ最近、そんな自分に引け目を感じてきた。

 

 ジェネラリストとスペシャリストという言葉がある。

簡単に言えば、幅広い知識を持った人と、専門的な知識を持った人。

私はどちらかというと、ジェネラリストなところがある。

趣味も知識も浅く広く。いろいろなことに手を出し、

ある程度までいったら飽きてまた次のことに手を出す。

悪く言えば三日坊主である。もっと言えば飽き性。

 

 そんなもんなので、何か一つのことにめちゃくちゃハマっている人。

その分野で名や功績をあげている人。

そんな人に、あこがれを抱くようになってきた。

 

 もちろんそれだけではない。

浅く広くといろいろなことを知っているということは、

いろいろなことについて詳しくないということでもある。

 

 何かの知識に3つの階層があるとして。

今までの私は、

第1階層をクリアし、また別の知識の第1階層のクリアを繰り返していた。

第2、第3という深いところまではいかなかった。

 

 でも今は違う。第1階層で止まることなく。もっと深く。

第2、第3階層へと行きたいと思う気持ちが強くなってきた。

 

 それがきっと、自分の劣等感を和らげてくれる。

そして、1位への道を作ってくれるかもしれないと信じているから。

 

 

不器用な自分との向き合い方

私は飽き性で、もっといえばADHDの疑いもある。

逆に言えば、パズルのピースがうまくハマれば。第2第3とより深く掘っていくことはきっとそこまで難しいことではない。と思いたい。

 

 だからこそ、なにであれば自分が深くハマれるのか。

ただの好きから、もっと追及したいへとレベルアップできるのか。

 

 そもそも、何が好きなのか。なにがやりたいのか。

そこの段階すら微妙な面がある。

ただ、浅く広くで生きてきた私にとって、

趣味や分野という人生の選択肢に関する知識は恐らく腐るほどある。

 

 今までは軽く流すだけで終わっていたものを、

今度はもう少し時間をかけて。ゆっくりと見直してみる。

それが好きになれるのか、ハマれるのか。

ハマれるとしても、どのくらいまでもっていけるのか。

 

 そうした考え方、生き方が今後重要になるのかもしれない。

 

 

諦めを捨てたい

 そしてもう一つ大事なこと。諦めを捨てること。

何も、Aタイプのスロットに

「いやこれ800ゲームハマってるけど、

あと数千円もすれば何回も1G連引いて取り返せるからwww」

などという変なプライドではなく。あ、800Gハマったのは事実です、はい。

 

 挑戦する前から、「私にはこれは無理、最初から上位はおろか1位とか無理。」

と思わないこと。これである。

輿水幸子並みに自分に自信を持てとは言わないが、

自己肯定感が低いきらいがあるのもまた事実。

そこらへんも、上げていけたらいいなぁ。というか上げたい。

 

あ、あとスロットの勝率も上げたい。こちらは諦めも肝心。

 

 

 今まで努力をしてこなかった人間。効率厨だった人間。

最初からあきらめていた人間。

そんなやつが、今更上を目指せるような人間。

もしくは、何かのスペシャリストになれるのか。

ただでさえ仕事も1年もせずに辞めてるのに、そんなことができるのだろうか。

恐らく、普通の人はそう思う。

というかこれを書いてる時点では私もそう思ってる。少しだけ。

 

 これは、私の人生を通してのライフワークというか。

ある種の壮大な実験だと思ってもらいたい。

 

前にツイッターで、私はこうつぶやいた。

「仕事がうまくいかず、上司にいなされた挙句にメンタルをやられた甘ちゃんが。

今後の人生をどう生き抜くか。夢と希望と理想でもって、それをかなえられるか。

こうご期待」と。

 

 どうせ短い人生。

死ぬときは死ぬし、最低限生きていくだけならそこまで難しくはない。

 

だからこそ、やりたいことというか。

こういったバカな実験にも果敢にチャレンジしていきたい。

なんて思うのである。

 

 上位、ないし1位を獲った先には何が見えるのだろう。

スペシャリストになれた暁には、どんな世界が待っているんだろう。

 

 デレマスの『Trust me』には、

「上り詰めた故に見える どこまでも美しい世界」

という歌詞が出てくる。

 

 それが本当かどうかを確かめるためにも、私は、頑張ってみたいと思う。

 

 自分のできる限りの努力かもしれない。

でも案外、その”できる限り”も本当の上限ではないかもしれない。

 

 世の中、やってみないとわからないことが多すぎる。

だからこそ、こうして挑戦してみたいっていう、

リスキーでバカみたいな欲が湧くのかもしれない。

 

 さて、どうなることやら。

 

 

Trust me

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