私はもともと、アイドルマスターシリーズが好きだった。
XBOX360版のゲームも、PS3版もプレイしていたし、数回ではあるけれどAC版も触った経験もある。
2011年頃だったか。シンデレラガールズのサービスが開始された。
とはいえ、その頃はほとんど情報が入ってきていなかった。
自分から仕入れてもいなかったのだが。
「あー、なんかやってるなぁ。」くらいの印象しか受けなかった覚えがある。
というのも、当時の私は本家主義な上、今以上にめんどくさいオタクだったのである。
今はもちろん違うが、シンデレラガールズもSideMも「くだらない二番煎じ。」という考えでいた。
同じような思想の友人が近くに居たから、という理由も大きかったのかもしれない。
CMなどで渋谷凛や島村卯月が登場し喋ってもなんとも思わなかったし、
デレマスのゲームにも手を出すつもりはなかった。
それも、当時の自分が(ボタンをただポチポチするだけの)ソシャゲが大嫌いだったためだ。
「俺はああいうゲーム性の無い、札束で殴り合うようなゲームとも呼べない何かは大嫌いなんだ。」とかなんとか言っていた記憶がある。
そして、月日は流れ2015年、アニデレが放送された。
が、私がそれを知ったのはBD発売のCMを見てからである。その時差数ヶ月。
恐らくそれが2015年下半期のお話。
そんな折、私はとあるSSに出会ったのである。
『シンデレラガールズ』のクロスSSだったそれに、私は熱中した。
俺ガイル側の登場人物しかわからなかったのに、
なぜあんな大作を読み始めたんだろうか俺。
「このしぶりんって子は一体どんな子なんだろうか。ちょっと調べてみよう。」
調べたらまぁこれがかわいいのなんの。
(当時は今以上に、しぶりんは艦これでいう島風(※1)みたいな扱いだったので、
しぶりんからデレマスの世界に入った同僚Pも多いかもしれない。)
まずキャラに触れて自分なりにいろいろと調べたり、SSを読んでいたのだが、
相変わらずゲームやアニメには手を出さなかった。
そんな時に、あのゲームが配信されたのである。
そう、『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』だ。
これを初めてから一気にのめり込んでいったのは言うまでもない。
また、自分は曲から入るタイプでもあるので、ああいったゲームとの相性も良かった。
そもそも、音ゲーも好きだったしね。
SSから始まり、デレステでのめり込み、そしてアニメや本家に手を出していく。
これが、私とシンデレラガールズとの出会い、そしてのめり込んできた歴史のお話だ。
※1角川系の漫画雑誌の表紙や、CMなどでの露出がとても多かった印象がある。艦これと言ったらまず島風、みたいなイメージがあった。