どうも、青葉飛鳥です。
今回は久々に、アイドルマスターシンデレラガールズに関するお話。
『こいかぜ-彩-』のCDが届いたので、それについて書いてみようかなと。
よろしければ最後までおつきあいくださいませ。
※
シンデレラガールズに詳しいなどの方は、収録楽曲の辺りまで読み飛ばしていただいても構いません。
シンデレラガールズ楽曲をおすすめするシリーズの記事、じわじわ増えてます。
よろしければこちらもどうぞ。
そもそも『こいかぜ』とは
というわけで、まずは今楽曲がどのようなものかという所から話を始めてみましょう。
この『こいかぜ』という曲、実は今回が初出ではなく。
彩verはいわゆる新録といった形になります。
オリジナル版はデレマスのソロシングルこと、CINDERELLA MASTERの第1弾*1として発売されました。
ちなみに、オリジナル版から”彩”が発売されるまでの期間は約6年。*2。
とても長い月日がかかりました。
なぜ今新録版なのか
6年もかかって、なぜ今新録版が出るのか。
それには、2つのゲーム内のイベントが大きく関わってきます。
1つが、シンデレラガール総選挙。
本家シンデレラガールズ内で行われる、アイドル達の人気ナンバーワンを決める投票イベントです。*3
2つ目が、楽曲総選挙。
こちらは、スターライトステージ内で行われたもので。
ソロ楽曲とユニット楽曲の2つの部門がありました。
で、もうなんとなくわかったと思うんですが。そうなんです。
2017年度のシンデレラガール*4は高垣楓さんでした。
そして、その楓さんの持ち曲である『こいかぜ』。
それが、楽曲総選挙で一位に選ばれたというわけです。
言い忘れましたが、楽曲総選挙の結果はシンデレラガール総選挙と連動するので。
”1位である楓さんが、1位になった自分の楽曲でもう一度CDを出す”、という結果になるわけです。。
ちなみに、ユニット楽曲の1位はTulipでした。
こちらも、各ユニット1位のアイドルによってカバーされています。
(詳しくは↓を参照。)
【早期購入特典あり】THE IDOLM@STER CINDERELLA MATER 恋が咲く季節(ジャケット絵柄ステッカー付)
- アーティスト: THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS!!(高垣楓、本田未央、藤原肇、荒木比奈、喜多見柚、佐久間まゆ、村上巴、関裕美、緒方智絵里)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: CD
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収録楽曲
【楽曲試聴】「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER こいかぜ -彩-」
収録楽曲は、カラオケ音源を除いたこちらの4曲
・こいかぜ -序章-
・こいかぜ -花葉-
・こいかぜ -紺碧-
・こいかぜ(4thLIVE MIX )
一曲ずつ紹介していきましょうか。
こいかぜ -序章-
透き通るようなコーラスが特徴的な一曲。
歌詞はなく、ただただきれいなコーラスが響くのみ。
ここだけ聞いたら、本当になんのアルバムかわからないんじゃないかなぁ。
というのもこれ、曲の長さが短いのもあるんだけど。
加えて原曲のメロディーがほぼほぼないんですよね。
とはいえ、とても綺麗で。CDの導入にはぴったりの一曲。
こいかぜ -花葉-
この曲はタイトルこそ『こいかぜ』なんだけれども。
オリジナルとは違う点が数多く存在しているんです。
というのもこの曲。
アレンジとかのレベルではなく、そもそもメロディーが違うわけで。
ちなみに、歌詞は”ほぼ”同じです。
”ほぼ”といやらしく書いたのは、花葉verではオリジナル版に存在した歌詞の一部が削られているためです。
どこがどう抜けているのか、意識して聞いてみるのもおもしろいかもしれません。
これもう、新録というか、新曲。
それよりも、新しい解釈と捉えるべきなのかもしれない。
荘厳で、暗さや切なさの見えるオリジナル版とは大きく異なり。
こちらは、華やかで明るく、未来への希望を歌うような曲調になっています。
こいかぜ -紺碧-
開始一秒でわかる、この安心感。
そうなんです。こちらの紺碧verは、オリジナルと同じメロディーを採用しています。
とはいえ、主旋律が同じでもそれを取り巻くinstはオリジナルとは大分様変わりしています。
特に面白いと感じたのは、オリジナルよりも壮大に。よりシリアスになっている点。
ピアノとかストリングスの使い方とか、オーケストラの音圧からそういう印象を受けるのかもしれません。
そしてもう一つ。
オリジナル版では少年合唱団のコーラスしか入っていなかったんですが、
こちらには、混声4部合唱のコーラス隊が華を添えているんです。
上の画像は花葉のものですが、なんとなく雰囲気は掴んでいただけるかなと。
軽く美しい声だけだったオリジナルと比べると、かなり力強く荘厳な印象になったような気がします。
これ、たまりませんよ・・・
こいかぜ(4thLIVE MIX)
こちらは、2016年に開催された『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story』*5に、高垣楓役の早見沙織さんが出演した際の音源です。
このこいかぜは、今まで散々話題にあがったオリジナル版のものです。
その時に現地組だった私の補正が入るんですが、改めて聞いても恐ろしい完成度ですよこれ。
また、ライブ音源ということで歓声なんかも入っているのがいいところですね。
というのも、早見沙織さんはサプライズ枠だったんですよね。
ぶっちゃけ、多くのPはなんとなく「楓さんが来るんじゃないか」とは考えていたんでしょうが。
でも、やっぱり実際に出てくるとテンション上がるもんですね。
そこら辺の興奮度合いは、イントロがかかってから歌い出すまでの会場のざわつきでなんとなく感じられると思います。
こいかぜのイントロが流れ、曲に気がついた一部のPがざわざわし始め。
そして、本人が登場し歌い出す。
この興奮を追体験出来る曲としても、是非おすすめです。
特典の話
今回、CDに加え40ページ弱のブックレットが付随しています。
このブックレットがまたよくて。
作編曲を行った椎名豪さんによるインタビューや、オーケストラの録音のことを綴ったライナーノーツ。
それに加え、『こいかぜ -紺碧-』の総譜*6と、ピアノ譜がついてきます。
大きさはA5サイズと大きくはないんですが、拡大コピー等すれば自分で演奏することも夢ではないわけです。
そして、初回版なら花葉verの総譜とピアノ譜が別冊でついてくるというおまけつき。
コロムビアさん、本気出し過ぎでは・・・
〆
はっきりいいます。このCD買いですよ。
今の時代、アニソンやJPOPに限らず。
楽器や録音環境にこだわった楽曲か、1人でDTMで完結させるみたいな二極化が起きている感があるんですが。
これは完全に前者です。アメリカなんかでの録音を行うって、よほど力入ってないとやりませんからね。*7
あと個人的に、中川英二郎さんが参加していたのは驚きでした。
あんまり音楽に詳しくない私でも知っている大御所じゃないですか。*8
シンデレラガールズにふさわしいというか、なんかもうそういう言葉では言い表せないような。
そんなとんでもないものを、我々プロデューサーに本気でぶつけてきたな、と。
そんな、多くの人の熱量を感じた。素敵なCDでした。
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER こいかぜ ? 彩 ?
- アーティスト: 高垣楓
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: CD
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THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 004 高垣楓
- アーティスト: 高垣楓(CV:早見沙織)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2012/04/18
- メディア: CD
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オリジナル版も貼ったけれど、彩だけでオリジナル版も楽しめるんだよねこれ。
追記
そう言えば前にも楓さんとこいかぜ絡みの記事を書いてたのを思い出した。
よろしければそちらもどうぞ。